お役立ちコラム

そのまま放置は車をダメにする?バッテリー上がりが起きた際の対処法

2023年02月11日

車のバッテリーがあがってしまった、原因としていくつか理由が挙げられますが、適切な対処を行わないとエンジンがかかりません。
バッテリー上がり直後であれば救援車を利用してエンジンを始動させますが、時間が経過してしまうと簡単には対処できなくなります。

長時間車に乗らず、バッテリー上がりに気がつかない場合など、そのまま放置してしまった際の対処法を紹介します。
バッテリー上がりを防ぐポイントを知りたい方や、そのまま放置してしまった車をどうしたらいいか悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

そのまま放置は車をダメにする?バッテリー上がりが起きた際の対処法

放置で車のバッテリーが上がった!対処法を解説

長期間乗っていない車を運転させようと思ったがエンジンがかからない!このような経験はありませんか?
長期間の放置は、バッテリーの自然放電が原因のバッテリー上がりを起こしている可能性が高いです。

バッテリー上がりの対処法を紹介します。

1. 外部からの電気をもらって始動
2. バッテリーの交換
3. カーレスキューなどに依頼する

1.外部から電気をもらって始動

バッテリー上がりの原因は、ライトや室内灯の消し忘れが多いですが、長期間乗っていない車の場合はバッテリーの自然放電が原因の場合が多いです。
他車から電気を分けてもらってエンジンを「ジャンピングスタート」を行います。

1. 赤のケーブルを上がった車のバッテリー・プラス端子につなぐ
2. 赤のケーブルの反対側を救援車のバッテリー・プラス端子につなぐ
3. 黒のケーブルを救援車のマイナス端子につなぐ
4. 黒のケーブルの反対側を上がった車の金属部分につなぐ

エンジンがかかったらしばらくそのままの状態にして、バッテリーにある程度充電されるまで待ちましょう。

参照:『JAF(車のバッテリー上がりと応急措置)』

2.バッテリーの交換

ジャンピングスタートでエンジンがかからない場合、バッテリー自体の劣化や十分な電力を蓄えられない状態になっている可能性もあります。
このような場合は、新しいバッテリーに交換をしましょう。

ジャンピングスタートで始動できたとしても、性能は落ちてしまうので、早めの交換をおすすめします。

3.カーレスキューなどに依頼する

周辺に車がなく、バッテリーをすぐに交換できない場合は、カーレスキューなどに救援依頼をしましょう。
ロードサービスとして知られているJAFでは、非会員であっても一般道で13,000~15,000円、高速道路は15,000~20,000円(別途高速料金)で救援に来てくれます。

参照:『JAF(ロードサービス料金を調べる)』

放置で車のバッテリー上がった?判断基準を紹介

放置している車は、バッテリー上がりでエンジンがかからないのか、そのほかの故障が原因か判断がつきにくいかもしれません。

状態を見極める判断基準を紹介します。

1. エンジンがかからない
2. ライト・ランプがつかない
3. 電装品が動かない

 1.エンジンがかからない

エンジンがかからない場合は、エンジン自体に問題がある場合とバッテリー上がりなどの問題、どちらかの可能性が高いです。
バッテリーの始動後であってもエンジンがかからない場合は、エンジンやそのほかの部品に問題がある可能性が高いと考えられます。

2.ライト・ランプがつかない

エンジンがかからない+そのほかの状態が重なり、バッテリー上がりの可能性がさらに高くなります。
ライトやランプがつかない場合は、バッテリーに問題があるのでライトがつかないと判断できます。

3.電装品が動かない

エンジンがかからず、ライトがつかず、そのほか電装品が動かない場合もバッテリー上がりが原因と考えられます。
頻繁にチェックをすると、バッテリー以外の場所を故障させる可能性があるので、確認は1度にとどめておきましょう。

放置はダメ!車バッテリー上がりの原因

長期間車を放置しておくとバッテリー上がりをしてしまいます。

バッテリーが上がった場合もそのままにしておくと、ジャンピングスタートなどで始動できない可能性も高いです。

原因を知り、未然に防ぐ対策を行う必要があります。

バッテリー上がりの原因 対策
ライト・室内灯のつけっぱなし 消し忘れのチェック

必ず消す

(約40時間でバッテリーが上がる)

車を長期間走らせない 最低でも週に1回は車を走らせる

(3ヶ月の放置で自然放電する)

放置せずともバッテリーが上がる!劣化や寿命を疑おう

放置するだけではなく、劣化や寿命によってバッテリーが充電しにくい状態になると、バッテリー上がりを起こしやすくなります。

特に原因が見当たらない場合は劣化や寿命の可能性が高いです。
バッテリーの寿命は2~3年といわれており、一度バッテリー上がりすると充電機能が低下し走行に問題が発生するので、早急に交換をしましょう。

バッテリー上がりの原因を詳しく紹介

長期間車を走らせないとバッテリーが自然放電したうえ、充電されないのでバッテリー上がりの状態になります。

● マイナス端子を外しておく
● 定期的にエンジンをかける(週1回以上、1回30分~1時間)
● 長期間乗らない場合はバッテリー自体を外して保管

定期的に車に乗り、バッテリーの充電を行うようにしましょう。

まとめ

車のバッテリー上がりを放置していた際の対処法を紹介しました。
バッテリー上がりは、わかった時点ですぐに対処するのが一番ですが、何らかの理由で気づかなかった場合には、無理にエンジンをかけようとはせず、カーレスキューやプロに依頼しましょう。

未然に防ぐためには、定期的に車を動かしたりバッテリーを外したりするなど対処が必要です。
日常的なバッテリー上がりは、ライトの消し忘れ、半ドアなど注意で防げるものばかりなので、日頃から注意をするように心がけてください。