お役立ちコラム

エンジンオイルの寿命は?交換しないとどうなる?劣化判断法も紹介

2023年02月01日

「エンジンオイル交換には、オイルの寿命変化を把握しておく必要があるって本当?」
そう疑問を感じている方は、この記事をぜひご覧ください。

エンジンオイルの寿命は、車種や走行距離などで変化します。
交換時期を把握しないと、車がエンジンの故障を起こす危険性もあるのです。
記事を読めば、適切なタイミングで車のエンジンオイル交換ができるため、オイル寿命を把握したい方は必見の内容です。

エンジンオイルの寿命は?交換しないとどうなる?劣化判断法も紹介

エンジンオイルの寿命|交換時期を紹介

ここではエンジンオイルの寿命と交換時期の目安を紹介します。
紹介する車は、以下の3種です。

● 標準車
● ターボエンジン
● ディーゼル

各車のエンジンオイル交換目安を、詳しく解説します。

標準車

標準車とは、一般レベルのエンジンを搭載したガソリン車のことです。
標準車のオイル交換目安は、以下の通りです。

年数 3ヶ月~1年
走行距離 3,000~15,000km

走る場所の状態や車の扱い方、使用頻度で交換目安は変わります。
毎日車に乗り長距離を走る方は、定期的にオイルの状態をチェックするよう心がけましょう。

ターボエンジン

ターボエンジン車とは、サーキット走行に向いているエンジンを搭載したガソリン車のことです。
ターボエンジン車のオイル交換目安は、以下の通りです。

年数 3ヶ月~6ヶ月
走行距離 3,000~7,500km

サーキット走行をしているターボエンジン車の場合、オイル寿命はさらに縮むため注意が必要です。
通常の運転をしている場合でも、ターボエンジン車のオイル寿命はガソリン車より短い傾向にあります。

自身の車の扱いに合ったオイル交換時期を見極め、運転を楽しみましょう。

ディーゼル

ディーゼル車は、軽油を燃料にしている車のことです。
この車種の仲間には、マツダのCx-5や三菱のデリカD:5などがあります。
ディーゼル車のオイル交換目安は、以下の通りです。

年数 3ヶ月~1年
走行距離 2,000~20,000km

ディーゼル車のオイル交換時期には、走行距離を基準にするとかなりばらつきがあります。
そのため、1ヶ月に1回程度オイルの状態を確認するよう心がけるとよいでしょう。

エンジンオイルの寿命を把握!オイルレベルゲージとは?

エンジンオイルの状態を簡単に把握する方法が、知りたい方はいませんか?
実は、車にはエンジンオイル寿命を簡単に把握できる、オイルレベルゲージという部品があります。

ここでは、エンジンオイルの寿命把握に役立つ、オイルレベルゲージの詳細を解説します。
オイルレベルゲージを使う際に確認したいポイントは、以下の2つです。

● レベルゲージ
● オイルの色

オイルレベルゲージとは何かを理解し、エンジンオイルの寿命把握に役立てましょう。

レベルゲージを確認

エンジンオイルのオイルゲージは、多くの場合ボンネットにあります。
ボンネットからオイルゲージを引き抜き、ますはレベルゲージをチェックしましょう。
レベルゲージは、オイル量を把握するための印でゲージの2箇所についています。
この印の間にオイルが付いていれば、交換時期はまだ迎えていません。

オイル下限を示す位置に油が付いていたら、すぐ交換を行うべき状態を示すサインです。
ただちにオイル交換を行いましょう。

色を確認

オイルレベルゲージについたオイルの色でも、交換時期や寿命を把握できます。
清浄なオイルの色は、薄い黄または茶です。
白い布やティッシュなどで拭きとった際には、透き通った色合いをしているためすぐわかるでしょう。

交換時期を迎えているオイルの色は、濃い茶です。
この状態になっていたら、オイルの交換を検討しましょう。
オイルの色が真っ黒になっていたら、寿命を過ぎており非常に危険な状態です。
ただちにオイルの交換を行わないと、エンジンに悪影響が出るため気を付けましょう。

エンジンオイルの寿命がきた!交換時のポイント

「エンジンオイルの寿命が来たらどうやって交換をすればよいの?」
「エンジンオイルの選び方がわからず困っている」

そう悩んでいる方は、ぜひここから始まる交換時のポイントをご覧ください。
エンジンオイルの交換ポイントは、以下の3つです。

● 車に合ったオイルを使う
● シビアコンディションを確認する
● 目安より早い交換は問題ない

ポイントをしっかり守って、上手にエンジンオイルの交換を行いましょう。

1.車に合ったオイルを使う

もし車のオイルを自分で交換しようと考えるなら、自分自身でオイルを選ぶ必要があります。

エンジンオイルは高ければ高いほど、車にとって高品質であるとは限りません。
車のコンディションを高めるには、その車種に合ったエンジンオイル選びが必要なのです。

エンジンオイルには粘度・ベース・企画など、さまざまな要素があります。
しかし、これらの要素は素人では見分けがつかない可能性が高いです。
エンジンオイル選びが難しいと感じたら、オイル交換を業者に依頼しましょう。
自身の車に適したエンジンオイルを、業者が選んでくれます。

2.シビアコンディションを確認する

エンジンオイルを交換する前には、環境の悪さをはかるシビアコンディションを利用しましょう。
シビアコンディションの確認目安は、以下の5つです。

● 3割以上の使用場所が悪路
● 坂道走行が多い
● アイドリングを行う頻度が多い
● 速30kmの低速走行が多い
● 5~10キロ程度でエンジンを切る走行を繰り返す

これらのシビアコンディションに当てはまる場合には、エンジンオイル交換を早めに行ってください。

3.目安より早い交換は問題ない

「エンジンオイルの交換頻度が早いとエンジンの寿命が縮むかもしれない」
そう考え、不安に思っている方もきっといるでしょう。
ご安心ください、エンジンオイルの交換が早くても、寿命に影響はありません。

エンジンオイルの交換が早くても、エンジン寿命に悪影響を及ぼす可能性はゼロです。
早めにオイルを交換し、エンジンに負担をかけないよう努めるのはよいことだといえます。

寿命を迎えたエンジンオイル|交換しないと危険!

エンジンオイルが寿命を迎えても交換をしないと、燃費の悪化やエンジン機能の低下が起こります。
最悪の場合焼き付きを起こし、車両火災の原因となるためオイル交換をさぼってはいけません。

まとめ

この記事では、エンジンオイルの寿命や交換頻度の目安を紹介しました。
オイルの交換頻度は、自動車の車種によって違います。
記事を参考にし、あなたも車のエンジンオイル交換目安を把握してはいかがでしょうか。