セルモーターが回らない原因 ｜ 原因と対処法を徹底解説！｜山武、八街、東金のトラック車検・整備・修理は斉藤自動車工業

2024年01月15日

エンジンが始動しない、そんな経験はありませんか？多くの場合、セルモーターのトラブルが考えられます。
エンジンを始動する際に欠かせないセルモーターが回らないと、車は身動きが取れなくなってしまいます。

本記事では、セルモーターが回らない原因を探り、何が故障のサインかを徹底解説します。

セルモーターが回らない原因｜原因と対処法を徹底解説！

セルモーターのトラブルは多くのドライバーが経験する問題のひとつです。
特に朝の出勤時に車が始動しないという事態は非常に困ります。

本記事ではセルモーターが回らない原因とその対処法を詳しく解説します。
故障原因は複数考えられ、車種や使用状況によっても異なるケースがあります。
原因を特定し、適切な応急処置やトラブルシューティングをマスターしましょう。

セルモーターの役割と構造

セルモーターはエンジンの始動時にピストンを動かし、エンジンが自力で回り始めるまでの補助をする重要な装置です。
電気モーターを用いてクランクシャフトを回転させ、内燃を行える状態を作ります。
バッテリーからの電力で駆動し、エンジンと連動します。

しかしセルが回らない場合、セルモーターや起動に関わる電気系統に問題が生じている可能性があります。

主なセルモーターの故障原因

セルモーター故障の一般的な原因には、バッテリーの問題、配線のトラブル、ヒューズやリレーの故障があります。
これらはどの車種でも発生する可能性があるため、事前に兆候を知り、定期的な点検を心掛けることが予防につながります。

また、セルモーターの寿命も考えられるため、年数が経過している場合は特に警戒が必要です。

バッテリーの充電不足

セルモーターの最も一般的な故障原因は、バッテリーの充電不足です。
バッテリーに十分な電力がなければ、セルモーターを駆動することはできません。

バッテリーの電圧が低い、接続端子に腐食が見られる、またはバッテリー自体が老朽化していることが考えられます。
バッテリーの状態をよく観察し、充電量が不足している場合はチャージャーで充電するか、新しいバッテリーに交換しましょう。

最適な充電方法は車種によっても変わるため、取扱説明書の確認も忘れないようにしましょう。

配線の断線または接触不良

セルモーターの配線には多くの配線が関与しており、断線や接触不良が起きるとセルモーターが回らなくなります。
配線を視覚的に確認し、断線や損傷がないか、接点が正しく繋がっているかをチェックすることが重要です。

配線の修理や接点の再確認は比較的単純な作業ですが、配線図をもとに慎重に行う必要があります。
電気系に関する知識がある場合は自分で行うことも可能ですが、安全のためにも専門の整備士に依頼することをおすすめします。

ヒューズやリレーの故障

ヒューズやリレーは電気系統の保護と制御に欠かせない部品です。
これらが故障すると、セルモーターに電力が供給されなくなり、結果としてモーターが回らなくなります。

ヒューズボックスを開け、指定されたヒューズを確認します。
焼けている場合は交換が必要です。
同様にリレーの故障も考えられるため、テスターなどで機能を確認し、問題があれば交換が求められます。

これらの作業は自分ですることもできますが、セルモーターリレーなど専門的な部品の交換は複雑な場合がありますので、プロに任せることをおすすめします。

具体的な対処法

セルモーターが回らないときには、冷静に対処法を実践することが重要です。
ここでは故障の可能性が高い項目ごとに、具体的な対処方法を紹介していきます。

これらの知識を身につけることで、緊急時に慌てず適切な応急処置を施すことが可能になります。

バッテリーの点検と充電方法

バッテリーの点検は、端子の腐食や緩みがないかを確認することから始めます。
必要な場合は、クリーニングと締め直しを行います。
充電方法に関しては、バッテリーチャージャーを使用し、車種に適したアンペア数でバッテリーを充電してください。

急速充電よりも、バッテリーへの負荷を考えてゆっくりとした充電を行う方が安全です。
また、バッテリーが完全に寿命を迎えている場合は、新しいバッテリーに交換することをお勧めします。

ヒューズの点検と交換手順

ヒューズボックスを開け、セルモーターに関連するヒューズを視覚的にチェックします。
中央の導線が切れているかを確認し、損傷していれば同じ規格のヒューズに交換することが必要です。

交換前には必ず車の電源を切り、十分な注意を払いながら行ってください。
ヒューズは予備を車に備えておくと緊急時に交換がスムーズに進みます。

リレーの点検と交換手順

リレーの点検では、電力がリレーを通過しているかをテストします。
テスターを使って操作し、通電していない場合は交換が必要です。

交換は、古いリレーを取り外し、新しいものと置き換えるだけというシンプルな作業ですが、間違ったリレーを取り付けるとさらなる電気系統への損傷を招く可能性があるため、正確な部品選びが重要になります。

複雑な配線や設定が関わる場合は、専門家に依頼するほうが確実です。

この記事では、セルモーターが回らない状況に直面した際の原因と対処法について解説しました。
自動車の快適な走行を維持するためにも、この記事の内容を参考に、車のメンテナンスを怠らないよう心がけてください。