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【解説】ハイエースのエンジンがかからない時は 原因と対処法まとめ

2023年02月07日

いざ出かけようとしたタイミングで、車のエンジンがかからないと混乱した経験はありませんか。
時間がないときであれば、エンジンがかからないと余計に焦るでしょう。

この記事では、ハイエースのエンジンがかからなかったときの対処方法について解説します。
その場で解決できるケースもあれば、プロを頼るしかないケースもありますので、ぜひ参考にしてください。

【解説】ハイエースのエンジンがかからない時は 原因と対処法まとめ

ハイエースのエンジンがかからない|トラブル診断を実施

突然ハイエースのエンジンがかからなくなっても、原因によってはその場で解決できます。
まずはこの章でトラブル診断を行いましょう。

診断で異変の原因を探る

以下項目を確認しチェックすると、なぜエンジンがかからないか原因をみつけられます。

● ブレーキペダルが重くないか
● キーが回るか
● バッテリーが上がっていないか
● セルモーターが回るか

原因によって対処法が決まりますので、1つずつチェックするとよいでしょう。

原因別に対処法を試す

エンジンがかからないからといって、原因が故障とは限りません。
ハンドルロックがかかっている・ブレーキペダルの踏み込みが浅い、といった理由でエンジンがかからない可能性もあります。

スマートキーの場合、ブレーキを踏んでいないとエンジンがかからない仕組みです。
そのため、ブレーキペダルが重くなっていると、踏み込みが足りずエンジンがかからない可能性が高くなります。

バッテリーに原因がある場合、充電するか、寿命であれば交換が必要です。
バッテリーの影響でセルモーターが回らないケースもありますが、故障の可能性も少なくありません。

ハイエースのエンジンがかからない|自宅でできる点検

自宅で対応できるケースについて詳しく解説します。
まずは原因をはっきりさせるために、以下のポイントを確認してください。

● ロックがかかっていないか確認
● キーの電池を確認
● バッテリーの点検
● 燃料の確認
● エンジンオイルの確認

冬の寒さが影響するケースもあります。
落ち着いて、エンジンが動作可能かどうかを確認してみましょう。

1.ロックがかかっていないか確認

ハンドルロックがかかっていると、エンジンはかかりません。
認識していないところでロックがかかっているケースもあるため、改めて確認してみましょう。
ロックを解除すれば、エンジンがかかるようになるでしょう。

原因となるミスとして、シフトがパーキングに入っていないケースもあります。

2.キーの電池を確認

電子キーの場合、電池が切れていれば当然動きません。
電池を交換するか、ほかの方法でエンジンをかける方法を調べましょう。
キーの電池がある場所は、取扱説明書やホームページで確認できます。

3.バッテリーの点検

エンジンキーを回して、モーター音がするか確認しましょう。
モーター音がしなければ、バッテリーが上がっているか、セルモーターの故障が原因です。

音はするのにエンジンがかからない場合、バッテリー以外の部品が故障している可能性があります。
バッテリーの交換だけであれば、カーショップやホームセンターで購入し、自宅での対処も可能です。

ほかの部品が故障していると、自宅での対処が難しくなるため買ったお店に相談をしましょう。

4.燃料の確認

キーもセルモーターも回るのにエンジンがかからない場合、ガス欠か噴射ポンプに異常がある可能性が高いです。
ガス欠は見落とされやすいポイントですので、タンクの状態を忘れず確認してください。

なお、噴射ポンプに異常がある場合、自宅での対処は難しいでしょう。

5.エンジンオイルの確認

オイル切れでエンジンが動かなくなるケースもあります。
エンジンオイルが切れていると、異音がしたり、焼き付けが起こったりしがちです。
オイルレベルゲージを使えば、燃料の残量を確認できるため活用しましょう。

エンジンオイルは自宅で交換もできますが、オイルを間違うと別のトラブルにつながります。
心配な方は整備工場などに相談してください。

ハイエースのエンジンがかからない|プロを頼る場合

エンジンがかからない理由によっては、はじめからプロに依頼する方がよい場合もあります。

● 部品の故障
● バッテリーの故障
● セルモーターの故障
● 原因が分からない

それぞれ理由を解説します。

1.部品の故障

カーショップやホームセンターで購入し、自宅で交換できる部品もあります。
しかし、種類によってはかえってトラブルになるケースもあるため注意しましょう。
配線から修理が必要なケースもあります。
判断は非常に難しいため、はじめからプロに修理を依頼した方が安心です。

2.バッテリーの故障

バッテリー自体は、ホームセンターやカーショップで購入できます。
自宅での交換もできますが、費用を抑えようと慣れない方が無理をすると危険です。
自信がない方は車のプロである、整備工場に依頼しましょう。

3.セルモーターの故障

セルモーターは、エンジンがかかるときに使われる部品です。
セルモーターが故障していて交換となれば、部品を手配する必要も出てきます。
修理や交換は、プロを頼った方が確実でしょう。

4.原因が分からない

自分でできる範囲のチェックをして原因が分からなければ、より専門的な知識が必要になるので、プロを頼りましょう。
整備工場やカーショップでは、出張サービスを行っているところもあります。

ハイエースのエンジンがかからない|トラブルを防ぐには

突然エンジンがかからなくなる事態は、できるだけ避けたいのではないでしょうか。
未然に防ぐためには、これから解説する点を意識しましょう。

定期的なメンテナンス

オイル交換、空気圧のチェックといったメンテナンスを定期的に行えば、突然エンジンがかからなくなる、といった事態は避けられます。
ガソリンスタンドで、給油や洗車とともに無料点検を受けるのもいいでしょう。

匂いや音の小さな異変を見逃さない

突然に見えるトラブルも、事前に何らかの異変があるものです。
いつもと違う音がした、おかしな匂いがしたといった異変を感じたら、そのままにせず整備工場やカーショップに相談しましょう。
トラブルを未然に防げる可能性が高まります。

まとめ

ハイエースの操作ミスによって、エンジンがかからないケースは少なくありません。
まずは落ち着いて操作をやり直せば、エンジンがかかるケースもあります。
自分で無理なくできる範囲の点検や方法を試し、改善しない場合はロードサービスや自動車工場を頼りましょう。

愛車と長く付き合うためにはプロによる定期的なメンテナンスも重要です。