お役立ちコラム
【車のエンジン】交換・修理・乗り換えのメリット・デメリットを解説
2023年02月09日
「愛車のエンジンがうまく動かないため、走りが悪く気持ちも落ち込んでしまう」
「不調原因がエンジンと知り、費用がかからないか心配」
そう考えている方も、きっといるでしょう。
エンジンは車の心臓部であり、エンジンの不調は大事故を引き起こす可能性があります。
修理程度の不調であれば、問題はすぐに解決しますが、状態によってはエンジンの交換や乗り換えの検討も必要です。
車のエンジン交換が必要な状態や、修理・乗り換えそれぞれのメリットとデメリット、一番お得な方法などを詳しく解説します。
そろそろ乗り換えや車検を控えた方、最近エンジンの調子が悪いと感じている方はぜひ参考にしてください。
大事な愛車のエンジン交換費用の相場は?
「最近加速がイマイチ、エンジンのかかりも悪い」
「オイル交換をしてもエンジンの回復効果がみられない」
そんな問題を感じている場合、エンジン交換をするのも1つの方法です。
一般的なエンジンの修理の場合、相場は1~100万円以上です。
車種、国産/輸入車、エンジンの状態によっても金額は大きく異なります。
しかし、エンジンの交換を行う場合、修理よりも高額となります。
その価格相場は30~100万円以上です。
エンジンの交換で一番大きいのはエンジン本体と載せ替え費用です。
これらの作業では、工賃も高額なため予算は多めに用意しましょう。
車のエンジン交換をする場合のメリット・デメリット
エンジンの交換費用は高額ですが、そうであっても構わないほど大きなメリットがあります。
逆にデメリットもあるので、メリット・デメリットを理解したうえで、エンジン交換をするか判断が必要です。
● 性能性の回復・向上が早いのがメリット
● 費用が高額になるうえにエンジンの交換のみでは済まない場合も多いのがデメリット
エンジンの交換をすると、性能が新品クラスに回復します。
時間も短時間で済みますが、費用が高額になるのがデメリットです。
エンジンの故障では、エンジン以外の交換も必要な場合があります。
エンジンの調子が悪い原因を探っていくと、別の箇所も故障しておりパーツ代が追加でかかるケースも少なくありません。
車のエンジン交換までの寿命定義はない
エンジンの交換を検討する場合、車の寿命と合わせて考える場合が多いです。
しかし、車やエンジンには寿命は特にありません。
乗り換えの判断基準としては、以下のような条件があります。
● 13年以上経過
● 走行距離10万km以上
● 修理依頼をした際に修理費用が高額
● メーカーの部品供給が終了
これらの情報をもとに、車の買い替えやエンジン交換を検討しましょう。
車のエンジンが故障?修理・交換・乗り換えの判断ポイント
「エンジンの交換は高額になるので、なかなか判断しづらい」
そう考える方も、きっといるでしょう。
エンジン交換をするよりも、場合によっては乗り換えの方が安い場合もあります。
ここではエンジン故障の前兆や、故障をした際に修理・交換・乗り換えのポイントを詳しく解説します。
1.修理
エンジンを修理する際のポイントは以下の通りです。
● 高年式の車である
● 修理費用が高くない
● センサー部分の故障
高年式車(購入してから数年しか経っていない車)の場合、エンジンの修理費用が安い可能性も多いので、交換や乗り換えを必要としません。
故障といってもセンサー部品の故障のみになりやすいため、エンジン修理費用が安く済む場合がほとんどです。
2.交換
エンジンの交換をする場合にポイントとなるのが年式です。
以下の基準を参考に、エンジン交換をするか決めましょう。
● 年式があまりにも古くない
● リビルト・中古エンジンがある
● まだ車自体を乗り続ける予定
低年式車の場合、車自体も寿命に達している可能性があります。
低年式車よりも年式の新しい車のエンジンであれば交換をするのがよいでしょう。
リビルト(再生エンジン)・中古エンジンに交換すれば、新品よりも交換費用が抑えられます。
まだまだ乗る予定がある愛車なら、エンジンの交換をしてはいかがでしょうか。
3.乗り換え
乗り換えをする場合のポイントは、以下の通りです。
エンジン以外の部品・車本体の状態が重要となります。
● エンジン以外の修理・交換が必要
● 交換費用が車体価格を超える
● 交換できるエンジンがない
エンジン以外の修理や交換が必要になると、先に紹介したような交換費用以上に費用がかかり、乗り換えした方が安くなります。
低年式車の場合、既に部品の製造が中止され、リビルトや中古品も手に入らない可能性も高いです。
その場合は、乗り換えを選択するしか方法はありません。
愛車を長く乗るために|エンジン交換以外にできること
エンジン交換は費用がかかるものです。
愛車を長く乗り続けられたいなら、以下のようなエンジンメンテナンスを定期的に行いましょう。
● 定期的なオイル交換
● タイミングベルトの交換
● オイルエレメントの交換
定期的なオイル交換をすると、燃費が向上し走りもよくなります。
オイル交換の際にオイルエレメントも交換しましょう。
タイミングはオイル交換2回につき、エレメント交換1回の割合が適しています。
タイミングベルトは、クランクシャフトとカムシャフトを結ぶ部分です。
エンジンが規則的な回転運動を続けるために必要であり、切れるとエンジンが停止します。
まとめ
車のエンジンを交換する場合の費用や、交換する場合のポイントについて紹介しました。
「愛車のメンテナンスを行い長く乗り続けたい」
そう誰しもが思うでしょう。
エンジンを交換する必要がある故障が発生した場合、それ以外の修理も必要になってくる可能性があります。
そのような場合、費用が高額となり修理や交換よりも乗り換えが安くなりがちです。
高額な修理費用でも乗り続けたいか、エンジン交換前には判断をしてください。
日頃からメンテナンスをして、愛車を長く乗れるようにしましょう。